ラピュタ滅亡の理由はゴンドアの谷の歌が物語る~科学への警笛~

ゴンドアの谷の歌がすごくいい・・・・天空の城ラピュタと聞けばほとんどの人が思い出すのが滅びの呪文~バルス~。

いや、わかるんだけども、ちょっとバルスばかりスポットあたりすぎなんちゃう?個人的には物語の最後の方、シータがムスカに追い詰められて玉座の間で言ったセリフと「ゴンドアの谷の歌」が好き。科学力を極めたラピュタが滅亡した理由を物語っていて、1986年に公開されたラピュタだけども現代に対するメッセージとも受け取ることができる。

 

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玉座の間でのシータの名台詞とゴンドアの谷の歌

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ムスカ:終点が玉座の間とは上出来じゃないか。ここへ来い。

シータ:これが玉座ですって。ここはお墓よ。あなたとわたしの。国が亡びたのに王だけ生きているなんて滑稽だわ。あなたに石は渡さない。あなたはここからでることもできずに、わたしと死ぬの。

今は、ラピュタがなぜ滅びたのかわたしよくわかる。ゴンドアの谷の歌にあるもの。

土に根を下ろし、風とともに生きよう。種とともに冬をこえ、鳥とともに春を歌おう。

どんなに恐ろしい武器をもっても、たくさんの可哀そうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ。

ムスカ:ラピュタは滅びぬ。何度でも甦るさ。ラピュタの力こそ人類の夢だからだ。

いやーそれにしても、ムスカがシータのおさげを銃で撃ちぬいたり、「ひざまづけ」「命ごいしろ」「小僧から石を取り戻せ」とか言い放ったときはこのクソサディストにインドラの矢を脳天から命中させて「見ろー!!!!人がごみのようだー!!!!!!!!!!!!!!!!」って言いたくて仕方がなかった。

ラピュタ滅亡の理由は疫病だけどそれが大事なんじゃない

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目から強烈なビームを放ち軍隊を殲滅できるロボットをつくり、ソドムとゴモラ(怪獣とか人の名前ではありません。旧約聖書に出てくる都市の名)を一瞬で滅ぼしたといわれる「インドラの矢」まで内臓させる科学力を持っていたラピュタが滅亡した理由は、物語の中では触れられません。

ただ、徳間書店のロマンアルバムの「ラピュタ帝国の謎」という一説には、「原因不明の疫病」がラピュタ帝国が滅亡した理由だと書いてあります。仕方なく、生き残った帝国の人々は莫大な富を捨て、地上に降り立ったと・・・・。

でも、「じゃ疫病が流行らなかったらラピュタは繁栄を続けていたのか?」とか「地上を支配し続ける恐怖の帝国であり続けたのか?」かというと、そういう問題じゃない気がします。

シータが言っていた「ゴンドアの谷の歌」がそのヒントになります。

 

“土に根を下ろし、風とともに生きよう。

種とともに冬をこえ、鳥とともに春を歌おう”

 

要するに「科学の力に信望したあまり、自然を捨てた結果」として、ラピュタ滅亡したということ。

人間は自然に生かされている。自然とともに生きている。科学を発展させて力をもったつもりでも、自然を捨てては人間は生きてはいけないってことっを宮崎駿監督は伝えたかったんでしょう。シータに対しムスカが言っている「ラピュタの力こそ人類の夢だからだ」というのも、ラピュタの力=飛行石を結晶化させることができる程の圧倒的科学力と考えれば、すごくしっくりきます。にしても人類の夢って・・・・ムスカも意外にロマンチストなんだ。笑

 

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そいえばラピュタは科学と自然が対照的な構図だった

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書きながら気づきましたが、そういえばラピュタってものすごく科学と自然を対照的に取り入れた構図をしてました。上部の方は緑に溢れていて、見たこともない虫や鳥が生き残ったロボットと共存しているような自然の風景。城の地下部分より下は壁すり抜けたり重力で自由にブロック組み替えたり何でもありの無双モード。

でもバルスを唱えてラピュタがボロボロになった後も、シータやパズーの命を救ってはくれたのは地下まで育った木の根っこだったってのはうまくメッセージを伝えてるなーと思いました。

ラピュタは86年の映画ですが、この物語が伝えるところは未来に向けての警笛というか、人間への永遠のメッセージ性があり、ずーっと見続けたいし残ってほしいジブリ作品です。

おしまい。

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