サマーウォーズのあらすじと感想。120%楽しむ見どころを紹介

家族の温かさや人との絆の大切さを忘れそうになったら見てほしい映画、サマーウォーズのあらすじと感想を書きます。僕はこれまで6回は見てその度にそういったものを思い出しては忘れ思い出しては忘れ・・・を繰り返してきたアホな人ですが、こういう僕たちが普段忘れがちなことを思い出させてくれる映画は多くの人に見てもらいたいので、これから初めて見る人に120%楽しんでもらうための見どころも紹介します。(登場人物がありえないくらい多い作品なので頭整理した人はこちらの記事を読んでからの方がわかりやすいかもです→サマーウォーズの登場人物と超複雑なアバター相関図まとめ)

サマーウォーズ,あらすじ.感想,見どころ

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サマーウォーズのあらすじ

ストーリーの舞台はOZ(オズ)というインターネット上の仮想世界と現実世界が結び付いた社会。OZのユーザーは自分のパソコン・携帯で自分のアバターをもち、様々な行動を選択できます。ショッピングをしたり、ゲームをしたり、納税や行政手続きなども利用でき、こういいたことが現実社会とリンクしています。(SNSと現実がリンクしている高度な社会です。)OZは世界一安全なセキュリティシステムを用いており、安全とされています。

そんなある日、友人の佐久間と共にOZの保守点検のバイトをしていた高校2年生の小磯健二は、憧れの先輩である篠原夏希から、一緒に夏希の実家に行くという「バイト」に誘われます。小磯健二はいかにもひ弱そうな理系男子ですが、数学オリンピックで惜しいところまで行ったことがある数学得意な少年。篠原夏希は同高校でアイドルのように人気がある少し天然の入った美少女です。

「バイト先」の実家には夏希の曽祖母である栄おばあちゃんの90歳の誕生日を祝うために、26人の親族が一堂に集まり、健二はひょんなことから栄のために「夏希の婚約者のふり」をすることになります。

健二が夏樹の実家を訪れた次の日、OZが人工知能「ラブマシーン」に乗っ取られます。このラブマシーンは情報を吸収しどんどん成長していくハッキングAIです。OZは現実世界と結びついているため、行政サービスや銀行・交通等、あらゆる現実がメチャクチャになっていきます。

そこで立ち上がるのが陣内家(夏希の曾祖母の一族)。栄おばあちゃんを中心に事態の収束のため動きます。この働きで混乱はおさまっていきますが、翌日の朝栄おばあちゃんが心臓発作で亡くなってしまいます。

暴走をやめないラブマシーン。陣内家の男は「栄の弔い合戦」としてラブマシーンに勝負を挑みます。激闘の中ラブマシーンを倒しかけますが、ちょっとしたミスをついてラビマシーンが逆転。ラブマシーンはあらゆるアカウントを自分の中に吸収します。

ラブマシーンが吸収したアカウントの中には小惑星探査機「あらわし」も含まれており、これを地球に墜落させようとします。

地球の一大事。これに対し陣内家は立ち上がり、代表として夏希がラブマシーンに花札で勝負を挑みます。夏希は何とか勝利しますが、いかったラブマシーンは最後の悪あがきとして「あらわし」を陣内家に墜落させようとします。

ここからは健二とラブマシーンの一騎討。健二の起点と恐るべき計算能力で「あらわし」の墜落地点を陣内家からずらすことに成功します。

人類と陣内家をギリギリのところで救った健二を陣内家はみな称賛し、夏希は照れる健二の頬にキスをします。健二は鼻血を出して倒れます。

 

サマーウォーズの見どころはどこ?

ラブマシーンの最強っぷり

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この映画の中での最大の敵(というかこいつしか敵はいない)のラブマシーンですが、その強さの半端なさが見どころです。そのビジュアル的にデジモンとドラゴンボールのキャラクターを足して2で割った感じ。実はラブマシーンは天才侘助が開発したハッキングAIですが、「挑戦者を倒す」→「倒したキャラの能力を吸収」→「パワーアップ」という成長段階を経てどんどん強くなっていきます。神を思わせるようなそのイメージも相まって、ラブマシーンがどんどんアバターを吸収して強くなっていく様はひとつの見どころです。

 

栄おばあちゃんの心しみる言葉

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栄おばあちゃんの素晴らしさはこの映画を見た多くの人が共感するところだと思います。ラブマシーンが起こした社会混乱を収束するため、豊富な人脈をつてに電話をかけまくるシーンで出てくる言葉や家族に対する言葉は、どれも素朴ながら名言です。

“諦めさなんな。諦めないことが肝心だよ。”

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“あんたならできる。

できるって。

そうだよ・その意気だよ。”

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“家族同士で手を離さぬように、

人生に負けないように、

もし、辛い時や苦しい時があっても、

いつもと変わらず、家族みんな揃って、

ご飯を食べること。”

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OZの世界観

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インターネットと現実社会が密接に結び付いた仮想世界OZですが、レジャーランドのようなその世界観が見ていて楽しくなってきます。白を基調にした世界にカラフルな情報拠点やアバターが浮遊していて、仮想社会の描写として秀逸だと思います。

 

健二の「よろしくお願いしま~す!!」

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予想ですが、もしサマーウォーズが放送されることがあったら最後のシーンでtwitterやSNSでこのセリフが反乱を起こすのではないかと思います。笑 「バルス」現象と一緒。

健二が鼻血を垂らしながらラブマシーンに最後の勝負を挑むこのシーンは、クライマックスでしょう。ただ「なんでここで“よろしくお願いしま~す”なの?」と違和感を感じる人が多いと思いますが、最後に感想として僕の個人的考察を載せました。

 

サマーウォーズの感想

OZという仮想現実世界を取り上げている作品なのでかなり斬新な印象を受けますが、その裏にあるのは血の通った、人間と人間のつながりで、そういう意味ではかなり幅広い年齢層に見てもらえるのではないかと思います。

細田監督がどこまで意味を込めたのかはわかりませんが、インターネットというネットワーク社会に対し、「最古のネットワーク」として家族を取り上げた点にそれが表れています。

ただ僕がこの感想に書こうと思うのは「家族」ではなく、「個人と個人の関係」についてです。

それは「健二と栄おばあちゃん」の関係。

見ればわかりますが、物語のちょうど真ん中辺りで栄おばあちゃんは死んでしまいます。家族の気持ちを一つにまとめあげ、誰よりも厳しく・優しかった栄おばあちゃん。家族みんな泣いていましたし、僕も声あげて号泣しました。(もしかしてキモい・・・?)

栄おばあちゃんは健二が夏希の婚約者ではないと分かっていましたが、それでも「あんたなら大丈夫。」と夏希を健二に任せるような発言をしていました。健二はどうすればいいかわからないし、その時点で自分に自信もなかったので「まだ僕は自分に自信が持てません」とこたえています。

サマーウォーズ,あらすじ,感想,見どころ

その後、健二は「よそ者」として陣内家で過ごします。家族そろって夕食の団欒・ラブマシーンに対する反撃など、陣内一族と一緒に様々なことを経験します。

そんな中での栄おばあちゃんの死です。

あ、そういうことか!!ってなるっでしょ??

僕が考えるのは、健二は自分に自信を持ち、「陣内家をまもる」、もっと言えば「夏希をまもる」決意や覚悟を持ったのがクライマックスのシーンだということです。落ちてくる「あらわし」から逃げればいいものを、その場に残って「あらわし」の軌道を変えようと最後まで戦っていました。

ただ、本当はそういった決意を伝えたり、姿を見せたかったのは栄おばあちゃんに対してだったんじゃないかって思うんです。臆病で貧弱な健二を信じて「大丈夫。」と優しく微笑んで夏希を託してくれた人ですから。

だから最後にラブマシーンが暗証番号を書き換えるという「締め出し」をしてきたとき、それに対して暗算で暗証番号を解読し入力した時、あのセリフだったんだと思います。

だって普通だったら「いっけー!!」とか、「うおりうゃゃゃー!!!」とか、「頼むー!!!!」とか、少年漫画で良く見る気合系の、そういったセリフだと思うんですよ。

「よろしくお願いしま~す!!」じゃダメとは言わないけど、やっぱり違和感あります。

でもね、きっと健二はこのセリフはラブマシーンに対してではなく、栄おばあちゃんに対して、自分の決意としていったのだと思います。だから、

「よろしくお願いしま~す!!」

だったんです。

全部書こうと思うと引かれるくらい長くなるので今回は健二にフォーカスして感想を書きましたが、サマーウォーズはマクロで見れば「家族の結束」がテーマだし、ミクロで見れば「個人と個人の関係」を描いた映画だと思っています。

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