アドラー心理学がわかる「嫌われる勇気」を読んだ感想

こんにちは、ノアです。最近いわゆる「自分の時間」を使っていろいろ本を買いまくっては読み漁ってます。

僕。読書に関してはバイオリズムのようなものがあって、読まないときは1か月に1冊も読まないんですが、この1か月は読書欲が三大欲求を凌駕する勢いでビンビンきてまして、2日で1冊ペースで消費しているわけ。

そんな中で、「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」を最近読んだので、ちょっと感想を書いてみます。

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哲人と演技がましい青年の対話形式で読みやすかった!

アルフレッド・アドラーというのはフロイトやユングと並ぶ心理学者です。現代に通じる心理学理論を打ち立てた人です。このアドラー心理学(個人心理学なんて言うらしい)を岸見一郎が翻訳し、それに感銘を受けた古賀史健がライティング部分を担当してできたのが「嫌われる勇気」です。

心理学っていうのは一般的なイメージとは裏腹で、わけのわからない言葉やなじみのない概念ばかり登場する学問なので、この本のように「対話形式」で心理学の説明がなされる作り方は個人的によかったと思います。読みやすかった。

人間関係や家族環境に悩む青年が哲人の部屋を訪れ、対話を繰り返すうちにアドラー心理学への理解を深めていきます。

内容はともあれ、哲人と対話をしている青年の演技がましい言葉の反撃が笑わずにはいられません笑。 こんな奴いねえよって笑。

哲人の話すアドラー心理学の理論に納得できず、業を煮やした青年が

ええい、このサディストめ!あなたは悪魔のようなお方だ!

と反撃するシーンなどはいったん止まって何回も読み返しました。

こんな奴いねえよ。笑

ええい、このサディストめ!」は個人的にいつか使ってみたい名セリフになりました。笑

こんなのもあります。

「先生、あなたの議論は人間を孤立へと追いやり、対立へと導く、唾棄(だき)すべき危険思想だ! 不信感と猜疑心をいたずらに掻(か)き立てるだけの悪魔的教唆(きょうさ)だ!」

ようこんな難しい単語を駆使して詩的にののしれるなぁと妙に感心したセリフです。

過去など存在しない。今の説明に過去を持ち出しているだけ

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そのまんまですが、この考え方は本書の中でも特に「確かになー」と納得させられた考え方です。

普通人間は現状でうまくいかないことがあると過去や環境にその原因を見つけ出す傾向が強い。でも本当は因果関係が逆だってことです。

原因があって今があるのではなく、先に目的があって今を決めているって発想です。

・対人関係が苦手だから友達ができない

→(本当は)友達を作るのが怖いから、対人関係が苦手なことを理由にしている

・頭が悪いから勉強しない

→(本当は)勉強したくないから頭が悪い自分を決めつけている

・異性にもてないから彼女ができない

→(本当は)彼女をもつ勇気がないから、異性にもてないと思い込んでいる

・貧乏だから幸せになれない

→(本当は)幸せになる勇気がないから、貧乏である自分を盾にしている

一見合理的なように見えますが、アドラー心理学はこれを見事に否定するんですね。「今の不幸な自分を納得させるために過去や環境にに原因を求めているだけ」とか、それらは単に「悲劇のヒーローである自分を納得させたいだけ」だと明言します。当然青年は爆発しますが・・笑

つまり、原因論(たとえば両親が離婚したから、自分も結婚しない)のではなく、目的論(好きな人にフラれて傷つきたくないから、結婚しない)ってのが本当だよねってことです。

あくまで「今があって、これからどうするか」が考えるべきテーマであると哲人は青年に言います。

慣れ親しみはない思考法ではありますが、このへんは妙に納得させられました。

人間は弱いから悩みや目の前の困難に一見合理的な説明を持ち出さないとなかなか今を乗り切れないんだなーとか、その一方で過去のつらい経験を生かして挽回する人もいるなーとか、いろいろ。

世界はシンプルだ!「課題の分離」

「自分が変わっても、それで周りの人が変わるとは限らない」といったテーマは対人関係を扱うセミナーとかではよく話題にあがります。

ここで「課題の分離」という、またストイックな考え方を哲人は青年に紹介します。

「あなたが変わる。それで相手が変わるかはわからない。」

「しかしそれはあなたが考えても仕方がないことだ。それは相手の課題である。」

という、課題の所在を明確に分離して考える思考法です。

哲人は自分が紹介したアドラー心理学も、信じて行動するか・今までの人生を歩むかはあなたの課題であり私が介入すべきことではないということを青年に継げます。どこまでも哲人です。まるで金八先生です。

要するに、悩んでも自分にはどうにもできない他人の問題は必ず存在するんだから、そんなことに時間使わないでシンプルに物事考えようよ!その方が生きてて楽しいよひゃっほー!

的なことだと解釈しましたが、アドラー心理学が「自立」という概念をその中心に据えていることが語られた時、なかなか厳しいスタンスの心理学だなーと感心してしまいました。

「嫌われる勇気」の核心

本書のタイトルとなることの言葉ですが、言い換えるなら「自由に生きる勇気」です。

自由を行使したければ、そこにはコストが伴います。そして対人関係における自由のコストとは、他者から嫌われることなのです

ありのままの自分を受け入れ、ありのままで生きろ。

他人がどう思うかとか関係ない。それは他人の課題。

だから「与える」ことだけ考えろ。

そうしているうちに他人から必要とされる。

人間は他者に必要とされている「貢献心」を感じることで、幸せになれる。

その過程で嫌われることがあっても、気にしない勇気をもて。

本書の内容をざっくりですがまとめるとこんな感じになります。

 

好きな子にメールしてデートに誘う時、「嫌われないかなぁ」とか「ひかれるんじゃないか・・」とか考える。これ普通です。

でも相手がお誘いにのってくれるか、断るか、それともスルーするかってのは考えたってどうにもできないし、であれば考えること自体意味のないことだってことです。本当に誘いたいなら勇気をもってしたいように行動しろってことだと思います。

まぁ読んでさっと心に入ってくる人とそうでない人に分かれる本だと思いますが、個人的には軽い自己啓発書読むよりもはるかに意味のある本だったと思います。

以上、「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」の感想でした。

ではでは!

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