りすの書房「亞書」の法外な値段?国会図書館もたじたじ

びっくりするようなニュースが飛び込んできました。法律の穴をすり抜けるような話です。

「りすの書房」から出版された「亞書」という書物。歴史好きの僕ははじめ「脱亜論のパクリ的な本かな」くらいに思っていましたが、なぜかネット上でこの「亞書」という単語をよく見るわ。

調べてみたらこの亞書、なんと中身が全くない(と出版社の社長自身が公言している)本なんですが、法外な値段で売り出されて物議を醸しています。しかも「あれは詐欺目的」という怪しげな意見もでており・・。

亞書のびっくりするような値段と、国立図書館の葛藤についてお話しましょう。

りすの書房から満を持して出版された「亞書」の値段は?

亞書、値段、国立図書館

「中身が全くない」と書きましたがそれもそのはず。この亞書という本、約480ページわたりびっしりギリシャ文字やローマ字が書かれている・・・のではなく、「羅列」されているだけの本なんです。せめて何かの暗号や隠されたメッセージがあるのではと期待を寄せて調べても見ましたが、作者であるりすの書房の社長言っていました。

自分が即興的にパソコンでギリシャ文字を打ったもので、意味はない。本そのものが立体作品としての美術品とか工芸品。長年温めてきた構想だ。」

まじで意味ない文字の羅列なんかい!!w

しかもこの亞書、6万4800円(!)というありえない値段で売られています。6480円はおろか、648円でも僕なら買いませんわ。しかも一冊で満足するかと思いきや、現在112巻まで発刊済み、「132巻まで発刊予定」なんて言われています。意味のない文字の羅列を132刷分までするといわれると、「美術品、工芸品」と社長はおしゃっていましたがもはやガチでやってるとしか思えないほどの凶行です。

でもどんだけ暇でもどんだけタイピング好きでもどんだけサプライズ好きでも、なんでここまでするの??

国会図書館の代償金目当てって意見が多数!

「りすの書房は金目当て」と、ネット上では批判が殺到しています。というのも国立国会図書館法という聞きなれない法律で、

「国内で発行されたすべての出版物を国会図書館に納本すること」

というルールが定められています。「日本の知的活動を後世に継承する」という美しい目的のもの定められたルールみたいですね。いったいどんだけで大きな図書館なのか見てみたいですね。

そしてその法律には次の文言が見られます。

「出版物を納入した者に対しては、館長は、その定めるところにより、当該出版物の出版及び納入に通常要すべき費用に相当する金額を、その代償金として交付する。」

代償金という名目で、本の定価の約半額がもらえちゃうんですね。

亞書②

ま、一応そういうことになります。

作成した社長は「言われなき中傷」と反論しているようですが、当然の反応でしょう。

「亞書」は詐欺なのか?それともアートなのか?

亞書③

日本には「言論・表現の自由」があるので難しい問題ではあります。

個人的には、「亞書がアートなのか、はたまたお金に目がくらんだ人の悪の産物なのかは私たち読者が決めること」のような気がします。それを芸術品だと受け取る人がいればそうなんでしょうし、受け入れられなければゴッホの書いた絵が当時そうであったように芸術たらぬものなんじゃないですかね。

報道されるまでAmazonでは一冊も買われていなかったようなので、現段階ではそういうことなんでしょう。

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